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公務員試験、面接、志望動機、採用後の日々のお仕事とか。
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町の教育長さんから私あてに電話がかかってきました。


この教育長先生は、何の前触れも無く学校に来て窓から話しかけて来るような方です。
用事があれば、校長や教頭を通すことはせず、本人に直接電話をします。
全国的に奇抜なキャラの教育長さんでも流行っているのでしょうか。


教育長「職員室だと答えづらいかもしれないけどねぃ」

私「はぁ、何でしょう。」

教育長「hiroさんは教職のほうは、どうなのかねぃ



来ましたこの質問

「あなたは教育学部出身なのに、なぜ先生にならないのですか?」



答えは、高校2年生の頃既に話していました。

担任との二者面談。

担任「将来はどういった方向に。」

私「教師以外の立場で、教育を支えて行きたいです。」

(当時は、学校カウンセラーになるつもりで答えたのですが。)


担任から「そんな仕事あるの?」と訊かれたときはカチンときたし不安になりました。

ちなみに、教諭という職業以外でも、学校の中で教育を支えている人はいっぱいいるもんです。
比較的生徒と接する機会の多い、養護教諭、寮母(寄宿舎指導員など)、司書、実習助手(理科・農業・水産・工業など)など。
ほかにも、事務、用務員(業務員・技師・庁務など呼び方様々)、巡視、栄養士、調理員など。



話を戻します。

面接において、どんな学部出身でも、その専門の道に進まないことに関しては、かならず訊かれる質問だと思います。

まず頭に入れておいてほしいこと
「どうして先生にならないのですか」
という質問は

本気でその答えが知りたいから訊いているのではないということ。

(僕が受験した年の倍率は、40倍。信じるか信じないか、あなたしだい。)

面接全体を通して、確かめたいことは
しどろもどろになったり、答えをはぐらかそうとしようとしていないか
誠実に答えようとしているか。

要は
「一緒に働けそうな人かどうか」
を、見極めたいというところ。


いくら、誰が訊いても納得するような答えを用意して、一字一句正確に話したとしても

・場に合わない服装だったり
・態度がよくなかったり
・視線があわなかったり
・ききとりづらかったり
・場に合わない声量だったり(大きすぎ/小さすぎ)

したら、4月から同僚として一緒に働いてもらえるか、不安でいっぱいですよね。

そして、この質問の本音の部分
突然「教員採用に合格したので辞めます。」と言われないかどうか。
「腰掛け」ではないことを確認したいから。


たとえば、せっかく採用しても一年で辞められたら
その人を採用するために、残念ながら採用されなかった人が気の毒だし
新人教育のために時間を手間をかけてくれた人たちに失礼だし
手間も暇もたくさん無駄になってしまうわけです。




私「えぇ、前の学校でも訊かれたんですが、そのつもりはないんですよ・・・」

教育長「ん、そうなのか。時々事務の先生から教員採用に合格する人もいるから、hiroさんにそのつもりがあるかと思ったんだよ」

私「そうでしたか。」


ちなみに、ちなみに。

事務(行政職)から校長先生になった人もいるらしいですよ。

事務→指導主事→教頭→校長 のルートで。 いろんな道があるのだなあ。
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結婚式シーズンですね。。。


晩婚化が進んだおかげか(?)、自分含め周囲に未だそんな気配がなく
職場内も、ほぼ40〜50代の先生方ばかりですから
今年も呼ばれずに済みそうです。


以前の勤務校は、単に人が多いことに加え、適齢期の若い年代が比較的多かったので
勤務していた2年間で、結婚5名、出産8名と、祝い事がたてつづけにありました。

公務員は(学校関係は特に?)御祝儀等のしきたりについて
非常にマメな人種のようで
ことあるたびに「いくらかずつ」包んだりしています。


もちろんご不幸のあるたびにも包みましたが
正直言って、懐の痛むのが「人事異動」です。

お世話になったと感じる方が異動する際には、「お餞別」を渡すしきたりがあります。
教頭あたりの管理職が「やめましょう。」と一言言えば、ナシになることだったりしますが・・・

特に大所帯の学校では、異動シーズンに苦しみます。
異動や任用期間満了で、毎年25人程が離任することになりましたが、全員にとは言わずとも、特にお世話になった方だけでも
5人くらいには「渡さないと失礼」とばかりに
3000×5名=15,000円 の出費

そうこうしているうちに、自分が離任する番が来ました。
給料の担当だったからか?
考えていたよりもはるかに多く、何十名もの先生方からお餞別を受け取ることになってしまいました。

もらった以上は、必ず「お返し」をします。

マナー本などの解説のほどんどには
「転勤で餞別を頂いた場合もお返しは不要。お礼状を出すのがマナーです。」
と書いてあります。

それにも関わらず、学校関係では必ずお返しをするのがしきたりのようです。



しかもややこしいことに、校種によって若干の差があるようで

・小中学校では異動直前にお礼の品を一人一人手渡し
・高校では異動前にみんなで食べられるお菓子を送る
・高校でも管理職は異動後にお礼状と共にお礼の品(図書カードなど)

仕方がないので自分のときは、お菓子を各部屋(事務室、職員室、生徒寮職員室、農場職員室)に配布した上で
異動後、お礼状と共に図書カードを送りました。

お返し総額 36,000.-円也


これを、残務整理で学校にほとんど住み込みとなった状態および
引っ越しのごたごたや、新しい学校での慣れない仕事の合間に
お菓子やらお礼状、お礼の品物を準備することの困難さといったらもう。。。

こんな悪習やめちまえ!と叫びたくなりますが・・・


・・・さて一体幾ら貰ったでしょうか。
学校事務として採用されるとき、同じ年に採用された仲間を「同期」と呼ぶわけです。

会社や役所なら、同じ職場に同期がいて、互いに励まし合ったり切磋琢磨したりしているのかも知れませんが
本県の学校事務の場合、即、各学校に配属されてしまい、散り散りになってしまいます。
(研修も、4月の終わりのほうにやっと初めて2日間だけとかね。)

だから、同じような境遇にある同期と会える機会は、とても貴重で楽しい時間です。

同期といっても、高校卒業後すぐの人もいれば、専門学校に1年通って受かった人、大学卒業した人、卒業後に頑張って受かった人と、年齢差も少しあるのが面白いと思います。

同じ教育庁の管轄というわけで、栄養士、遺跡発掘調査員の「同期」と一緒に受ける研修もありました(県職員全般に関わる内容など)。
普段あまり訊けないような話(給食のおばちゃん達との人間関係の悩みから、発掘されたものの年代がわかる理由など)が聴けて面白かったです。


大卒程度の試験を受けるには、おおきく分けて
「教養試験」「専門試験」にわかれます。

あと、1対1面接の練習(またはイメトレ)、集団討議の練習(またはイメトレ)、論説文の練習などもしなくちゃいけません。

教養試験は、義務教育〜高等学校までで習う内容。
国語、数学、社会、理科、英語などの公務員試験版

専門試験は、主に法律のお勉強。
政治学、行政学、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、国際法、経済学、など・・・

これらを、大学生協主催のビデオ講座(教養の分野のみ)と
参考書を買って来ての独学、予備校での模擬テストで勉強しました。

大学で法律やら経済学をやってたかと言えば、そうでもなく
教育学部だったため、ほとんど独学です。

独学にあたり、通称「オレンジ本」↓を
公務員試験受かる勉強法落ちる勉強法 2009年度版―これが「最速受験術」だ! (2009)
ほぼ盲信するかたちで勉強しました。

かなり過激な書き方をしているため、賛否両論ですし盲信も良くないです。が、
これを参考にして受かったため、あまり文句はありません。




ちなみに公務員試験の勉強が、学校事務の実務に役立っているかどうかについて・・・

教養試験の内容は、教師という様々な専門家集団(一応。)と接する為に、最低限知っていないと恥ずかしい知識だらけなので、やはり役に立っていると思います。

専門試験の内容は、高校で授業料の取り立て(借金取りの仕事と変わりません)をしたときに、行政法で覚えた「不利益処分」「不服申し立ての教示」「弁明の機会の付与」などの専門用語が出て来たので、早速知識が役に立ったなと実感しました。

公務員のお仕事は、たとえ学校であっても、ほとんどすべてが法律や条例に基づいて行われているため、辛くても法律の仕組みや行政について学んでおいて何の損もないと思います。
県の人事委員会が行った採用試験を受けました。

学校事務以外にも、すべり止めと予行練習の意味で
他の公務員試験も受験していました。

公務員試験は、受験料がタダなので、シーズンになると
日程さえかぶらなければ、なんでも受験します。

自分の場合、大学4年生(21歳)の時に受験したので、年齢制限から

国家I種
国家II種
市の上級程度
県の中級程度 (←これが学校事務の採用試験)

を受験しました。

それと、国立大学法人の職員採用も受けました。


試験結果は惨敗で、一次試験すら受からない日々が続きました。

シーズン的にはラストスパートにあたる、県の中級程度試験
(学校事務の採用枠がある)だけは
一次試験(筆記)、二次試験(論説文、集団討議、面接)、採用面接と
何とかクリアし、無事採用となりました。(倍率は41倍)


お金をなるべくかけたくなかったため、予備校には通いませんでした。
大学生協が主催した、ビデオ講座と、参考書を買って来て自分で勉強しました。
あと、予備校で模擬試験だけ申し込んで受けました。

参考書代、模擬テスト代と、少しはお金がかかったので
最後までアルバイトは辞めずに続けました。
バイトに行くことで、乱れがちな生活のリズムも作れて、息抜きにもなったから、自分にとっては良かったと思います。
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